こんにちは!「お酒は味わってこそナンボ」がモットーの管理人です。
前回は、テキーラの味わいを大きく左右する2つの大産地「バレー地区(スパイシー&骨太)」と「ハイランド地区(フルーティー&華やか)」のテロワールの秘密についてお話ししました。同じ原料でも育った大地でここまで表情が変わるなんて、本当に奥が深いですよね。
さて、テキーラの歴史、製法、クラス、産地と深く掘り下げてきましたが、いよいよ今回の一大テーマに突入します。
それが、「プレミアムテキーラ」の世界です。 「レモンと塩で一気飲みするもの」というかつてのイメージを完全に過去のものにし、いまや世界のセレブや美食家たちが熱狂している高級テキーラの本当の魅力に迫ります!
「ショットグラス」を捨てよ。プレミアムテキーラはこう飲む
まず大前提としてお伝えしたいのは、「100%アガベ」で作られたプレミアムテキーラを、居酒屋のノリでショットグラスで一気飲みするのはもったいなさすぎる!ということです。
質の悪いテキーラはアルコールのツンとした刺激をごまかすために一気飲みが推奨されますが、丁寧に100%アガベで作られ、何年も熟成されたプレミアムテキーラは、もはや高級ウイスキーやコニャックと全く同じ扱いをすべきお酒です。
飲むときは、ショットグラスではなく「チューリップ型のグラス」に注ぎます。 そうすると、グラスの中でアガベ本来のハチミツ、バニラ、トロピカルフルーツ、オーク樽の上品な香りがゆっくりと開き、鼻腔を贅沢に満たしてくれるんです。一口含むときは、一気に流し込まず、舌の上で転がすようにじっくりと味わう。これだけで、テキーラに対する世界観が180度ひっくり返ります。
世界的セレブがこぞってブランドを立ち上げる理由
ここで、現代のプレミアムテキーラを取り巻く面白いトレンドの小ネタをひとつ。
ここ数年、ハリウッドの映画スターや大物ミュージシャン、アスリートたちが、自分の名前を冠した、あるいは自ら立ち上げた「プレミアムテキーラブランド」を次々と世に送り出しています。 例えば、あの名優ジョージ・クルーニーが仲間と立ち上げたブランドが世界的な大ヒットを記録したのを皮切りに、数々のセレブたちが本気でテキーラビジネスに参入しています。
なぜ彼らがワインやウイスキーではなく「テキーラ」を選ぶのか? それは、プレミアムテキーラが今や「ただの酔うためのアルコール」ではなく、「最高にクールで、ライフスタイルを彩るステータスシンボル」として世界中の富裕層に認められているからです。セレブたちがプライベートのパーティでこぞってグラスを傾けているのも納得ですよね!
手間暇を知れば、価格の理由もうなずける
「プレミアムテキーラって、ボトルで数万円するものもあるけれど、そんなに高いの?」と思われるかもしれません。
しかし、ここまでの連載を読んでくださった方なら、その理由が痛いほど分かるはずです。
- アガベが収穫できるまでに7〜10年かかる
- 巨大なピニャを職人が一つひとつ手作業で収穫し、石造りオーブンで何日もかけてローストする
- 混ぜ物なしの「100%アガベ」を伝統的な銅製ポットスチルで丁寧に蒸留する
- 長い年月をかけてオーク樽でじっくり熟成させる
これだけの気の遠くなるような時間と、メキシコの職人たちの血の滲むようなクラフトマンシップが詰まっているのですから、高級ワインやヴィンテージ・ウイスキーと同じように高価になるのはむしろ当然。むしろ、その手間に比べたら「安い投資だ」と感じてしまうほどです。
まとめ
今回は、いま世界中で大人気となっている「プレミアムテキーラの魅力」についてご紹介しました。
- プレミアムテキーラはショットで一気飲みするものではなく、チューリップ型グラスで香りを味わうもの
- ジョージ・クルーニーをはじめとする世界的セレブや美食家たちが、ラグジュアリーなステータスとして愛飲している
- 長い年月と職人の手間に裏打ちされた、ウイスキーやコニャックに匹敵する最高級の芸術品である
「テキーラ=罰ゲーム」なんて言っている人がいたら、ぜひこのプレミアムテキーラの世界へ引きずり込んでやりましょう(笑)。
さて、次回はそんなプレミアムテキーラをさらに美味しく楽しむための「テキーラのポテンシャルを爆発させる!定番カクテルと最高のペアリング」をご紹介します。
次回の記事も、どうぞお楽しみに!




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